先日、出先でチラッと耳に入ってきた某テレビ番組。
「今日は自主欠席の是非を徹底的に大討論!」ってナレーションで始まったのは、休校期間があけてからも親の判断で学校に登校させない「自主欠席」している家庭のお話。
そしてそれをスタジオのタレントさんたちが「どうなの?」と討論しますよ!というもの。
その討論、必要あるの?って感じ。
ちなみに我が家は休校期間があけて夏休みに入るまで通わせていました。
今は夏休みですが、2学期が通常通り始まるのであれば通わせる予定です。
子供たちに聞いてもクラスのお友達で休んでいるお子さんはいなかったとのことなので、たぶん私の周囲に限って言えばこれが多数派なのでしょう。
でも他の学年にはいるかもしれない。
でも他の学校にはいるかもしれない。
でもこれから増えるのかもしれない。
多数派が正義ってわけじゃないですし。
私個人としては正直なところ、「ヨソのご家庭の主義主張」に興味も関心もないというのがホンネ。
もし身近な人が「自主的に休んでるらしいよ」と聞かされても「へー」で終了な予感。
たぶん、私の周囲のママさんたちもそんなリアクション取りそう。
つまり「是か非か」ではなくて「是でも非でもない」のです。
で、おそらく、おそらくだけど自主欠席をしているご家庭もほとんどは「そっとしておいて」じゃないのかなと。
学校に、先生に、噛みついて色々変えさせたい!って方は少数ではないでしょうか。
だけどこういう番組ってインパクトのある保護者をセレクトしますよね。
導入部分でお母さんが出てましたが、主張云々はともかくとして話し方が強いなぁという印象。
家庭内で授業の代わりに体育や算数を教えてる映像も出てましたが「〇〇でしょ!」「〇〇じゃだめだよ!」と私だったら放送されたくないなぁという声のトーン。
そして「学校には行ってないけど宿題は先生に郵送させました。もちろん提出しました。なのに通知表は【評価なし】ばかりで愕然としました。」
とまぁ、ネットで燃料となりそうなエピソード紹介。
私の感想としては、この番組は「見てください!こんな保護者がいるんですよー!(チラチラッ」と世間に炎上してほしいのかな?って感じがしてモヤモヤ。
たぶんだけど、この切り取り方では無駄に反発する意見を誘導してしまうのでは?と。
おそらくこのお母さんが伝えたい方向性が正しく伝わる切り取り方ではなかったんじゃいのかぁと思ってしまいました。
震災後の放射線といい、このコロナといい、目に見えないものは本当に難しいです。
まだ答えが出ないコロナ対応、いつもしわ寄せは子供たち。
メディアの伝え方に振り回されて、無駄な言い争いが増えて本質が霞むことだけは避けなければ。
って、ちょっと考えさせられたのでした。