この1年を振り返って思うことはたくさんありますが、試験が近づくにつれてやはり親としてはいろいろな情報が山のように入ってくるので精神的にもアッチコッチに振られます。
説明会や学校行事の参加など、回数を重ねるごとにいろいろな方に会いますし、お教室でも志望校が違う方と一緒の模試や、ホームのお教室以外の方と模試や行動観察の授業で一緒になったり「いろんな親子」に会うたびにドキドキハラハラするものです。
「いよいよ受験年度!となった春」と「もうすぐ願書配布!の秋」ではだいぶ心持ちや受験に対する意気込みや余裕も変わってくるわけです。
むしろ全然違う精神状態というかね。
基本的に誰しもそうだと思うのですが、
ヨソのお子様はみな優秀そう
ヨソの親御さんはみな余裕そう
に見えるものです。
説明会でもねぇ、何度「このお子様たちに混ざって合格できるのかしら…」「この親御さんたちと話が合うかしら(生活レベル的な意味で)」と周りがみーんな「優等生&セレブ」に見えて仕方ありませんでした。
ただ!!!
その逆が存在するのも現実。
びっくりするほど「え?!」って方に稀ではありますが遭遇します。
たぶん、お受験経験者の方なら準備期間から本番までの間のどこかしらで遭遇していると思う。
「場を読まない」「場を荒らす」的な方もいます。
説明会にびっくりするような服装でいらっしゃる方、お子さんがいわゆる「クラッシャー」になりそうな方。
少数ではありますがいらっしゃいましたし、確かに「え?!」と二度見したくなってしまいます。
でも私としてはそれ以上に「記念受験組」の方がよっぽど精神的にかき乱されましたね。
言葉はアレですが、イラッとしてしまう…。
「受かったらラッキー程度で気楽に受けマース♪」な方はもちろん、あきらかに「お受験=ステータス」的な勘違いで参戦してきちゃってる方。
リアル遭遇はもちろん、お受験ブログやSNSでもちょいちょい見かけました。
我が家の志望校でもないのに、「その学校を第1志望にして必死に頑張ってる親子がたっっくさんいるんだよ!!」と思うだけで勝手にイラっとしてました(笑)
まー余計なお世話もいいとこっすね、おほほ。
「別に、どうしても入りたいわけじゃないし?」とか「目標は中学受験だから力試し的な?」とか「どこまで続くかわからないけどーチャレンジしてみまーす」みたいなスタンスもひとつの価値観だとは思いますが、そういうのをわざわざリアルやブログで発信する必要ある???みたいな。
特に国立受験は本当に本当に大変だと思うのです。
私立受験の「ご縁」と国立受験の「ご縁」は少し異なり、やはり国立の方が私立よりさらにつかみどころがなくその対策も大変だと思います。
正直、私立の方が傾向や好みがブレにくいので対策もしやすいし、努力が結果として出やすい。
逆に国立は「抽選」はもちろん、実験校であるがゆえに「その年に欲しいタイプ」があったりと、良く言えば「公平」ですが努力が報われにくいことも…。
だけどそれをわかった前提で、最大限の努力をしている親子がほとんどなわけです。
私立でも国立でも、「その学校に恋焦がれてなんとしても入りたい!!」と頑張ってる人の中に記念受験スタンスの方が混ざると、心を乱されてしまいますね。
なんだろう、一生懸命頑張ってる親子はもちろん、その学校に対しても失礼じゃない?みたいな姑根性的なイライラ(笑)
だけど、今思うとそういう人たちに遭遇しても「気づかないフリ」が正解だったなと思います。
浅はかな私は思いっきりかき乱されて「なにこのひと!」ってプリプリすることもありましたが、良くなかったなと思いますね。
「人のことはほっとけ」が大正解です、ほんと。
これから国立入試も本格化することもあり、お受験ブログでも国立挑戦されるみなさんの奮闘を見て陰ながら応援している私ですが、もし受験会場や説明会、はたまた他のお受験ブログなどで記念受験な方に遭遇しても、どうか、シャットアウトすることで心静かに本番までの時間を過ごしてほしいなと思います。