あれやこれやと試行錯誤の入学準備。
何が息子に合うか、何が興味を引くか、何が学力の基礎になるか、とついつい頭でっかちになりがちな私です(笑)
そんな中、調べていて良さそうだったのがこれ。
SAPIXが出してる「きらめき算数脳」
SAPIXという冠に惹かれた衝動買いではありましたが、感想としては「さすがSAPIX」良くできた問題が多いです。
入学準備〜小1という設定ですが、こぐま会代表が推薦してるだけあって小学校受験でのペーパー対策をみっちりやったご家庭ならスムーズに取りかかれると思います。
というのも。
この問題集は計算テクニックや先取り知識ではなく「ルールに則った試行錯誤」が問われます。
全て文章題なので読解力はもちろんですが、これは「答えを出す」問題集ではなくて「解き方を見つける」問題集です。
そこが私としては良問だな、と感じたポイント。
このようにまず前提のルールを理解させます。
この問題だと、3色の傘が縦と横の軸で並んでいてまずは数を数えさせる基本問題。
そしていざ試行錯誤問題。
縦と横の軸で2色だったり3色の列があることだけ示して、何色と何色だったらこの表が完成するか、という問題。
なにこれ。
超面白い。
親の好み丸出しですが、私こういう問題大好きです。
一応、理系の端くれですが大学で研究するときって結局こういう「一定のルール下での試行錯誤」の連続なんですよね。
大学受験も計算問題なんてサービス問題みたいなもので、早く計算できたところで点数に繋がらないわけです。
だから思考させる習慣て大事だなと考えてます。
いや、しれっと意識高い風なこと言ってますけど(笑)私自身が文章問題苦手な時期があった経験からです。
さらにいうと私は国語がずっと苦手でした。
最後は物理や数学の文章題のみ、大学で目覚めて(遅い)克服しましたけどセンターの現代文とかはたまたまラッキー正解が多かっただけで、いまだにトラウマ。
だから子供には読解力で苦労してほしくないなと痛感してます。
そんなこんなでこの「きらめき算数脳」は私にヒット。
そして肝心の息子も「とりあえず○○としてー、でこうするとー、あ、だめか、ってことはー」とブツブツ言いながら楽しく取り組んでます。
私は横からルールを説明して、息子がルールを外れそうになったときに「待って待って、ルールはこうでしょ」と声かけする程度です。
だけどたまに一緒になって「あれ?これどうやるんだ?あ、そうか!」と私もひらめきにハマってることも(笑)
むやみな先取りに抵抗ある方や、読解力をつけさせたいとい方にはオススメかなーと思いました!