小1 倍率3倍以下の非難関校にありがちな受験の落とし穴。

小学校受験というと敷居が高そうなイメージもありますが、私立小学校の総数から考えると一部の高倍率校を除いた「非難関校」ではわりと入口の門はそんなに狭くないかなというのが現実です。
地方なら事実上ほぼ全入に近い私立小だって結構ありますしね。

入試のクセが偏っていたり、一概にまとめるのは何とも難しいですが「倍率5倍の壁」「倍率3倍の壁」は存在する気がします。
この壁の前後で、小学校受験に求めるもの、家庭の考え方、その他諸々のカラーが変わってくる気がする。

私はただ受験を1回経験しただけの保護者なので、お教室関係者のプロから見たらまた違うとは思いますが…。
5倍以上を「難関校」とするなら、3倍以上が「準難関校」ってとこでしょうか。
そしてそれ以下は「非難関校」と思います。

ちなみに我が家が通うのは倍率2倍前後、3倍には届かない程度の「非難関校」

2倍前後、って「お教室に通わせなくても受かるかどうか」のちょうどボーダーなんですよね。
実際、息子が通う学校も去年までは「受験専門のお教室に通わなくても、家庭学習次第で十分合格可能」というのが多数の意見でした。
しかし、今年の倍率がかなりあがったので「もうお教室なしじゃ厳しいね」というのが下の子を持つお母さんたちの総意。

そしていま1年生の1学期、夏休みまで約1ヶ月というところまできましたが、早くも宿題についてこれないお子さんがいます。

正直、1年生の今の時期なんて国語は「ひらがな」、算数は「引き算の文章題」、英語は「簡単な単語」程度です。
ただ、ひらがなは「お手本通りに書く」を徹底的に赤ペン指導されますし、算数の文章題もそれなりだし単純な計算問題は量が多めです。

その日に出た宿題+「お直し分」を渡されるので、日々淡々と消化しないと雪だるま式です。
ちょっと前に、息子が学校から精密検査の指示を受けたため1日休んで病院行きましたが翌日2日分の宿題をまとめて渡された時「うお!」って思いました(笑)

内容はそんなたいしたことないんです。
公立小の宿題を知らないからわからないけど、塾のテキストよりは数段優しいですし。
だけど量と質を求められるというか。

「丁寧に」「根気強く」「毎日まとまった時間の家庭学習」の習慣づけを求められてるなとひしひし、そんな生活が3ヶ月目。

「宿題についてこれないお子さん」は問題を解くことはできるそうです。
ただ、毎日この量をこなす集中力が3ヶ月目にして切れてきたと。
そしてひらがなの「とめ・はね」のような、集中力を求められる宿題が何度提出しても赤ペンで返ってくる、そして雪だるま。

ただこのご家庭、詳しくは書けませんが「ゆるーくお受験」されてる方でした。
客観的に見て「優位」と思われる属性にいたからか何の対策もせずいたら周囲と差が付き過ぎて、直前1ヶ月で慌てて準備、しかし合格と同時にお教室を去り、その後もとくに就学準備的な塾通いもなし。

そして現在に至ります。

これ、非難関校ゆえの落とし穴だなと。
倍率の高い学校を目指すなら、本当にしっかりとした準備が必要不可欠ですし、甘く見てる記念受験組はバッサリ切られてます。

だけどうちの子が通うような2倍前後程度だと、「軽い気持ちで受験」でもわりと受かります。
なおかつ、非難関校だと「親が卒業生」とか「附属園卒」とかだとそれが優位に働く事が少なくないです。

その時、本来なら「ぎりぎりアウト」な方も「ぎりぎりセーフ」になるんですが、それを認識してないと入学後に大変な思いをするっていう。
まさに先述のお子さんがそう。

「非難関校」は入るのは難しくありません。
ですが非難関校でも「入った後は大変」です。

難関校は入る時点で(とてつもなく)大変なので、入った後のことまで準備万端なご家庭が多いと思います。
だけど非難関校は入るのが簡単だったからと、入った後の事を甘く見てる方がたまにいます。

息子の学年は大きく倍率があがった年なので、その差が顕著な気がします。
お教室界隈では「今年は確実に倍率あがる」と言われてたので情報収集してる方は合格後もしっかり準備を続けてましたし、逆に前年度までの緩い情報を鵜呑みにして合格後は何もしてこなかった方もいます。
受験対策や入学前ににどんなことをしたか、って話題になると本当に差が大きいです。

なので倍率3倍以下の学校を志望校とする方にぜひ声を大にして伝えたい!
「合格するための努力」<<「入学後のための努力」
であって、合格難易度が易しいほどその2倍、3倍は入学後の努力が必要と思います。

何が大変って、子どもが苦労するんですよね。
宿題についてこれないお子さんも実力はあるんです。

だけどそれまでののんびりした生活から急にドーン!!と一変したから戸惑ってるだけだと思います。
とはいえ、その子はとてもいいお子さんなので泣きならが宿題してるって聞くと胸が痛くなります。
早くペースに慣れて、楽しいと思えるようになるといいなと。

なので、「決して難しくはない」学校を志望する方はぜひ「合格発表から入学式まで」をどう過ごすか、そろそろ検討しておくといいと思います。

コメント

  1. さくら より:

    こんにちは、はじめまして。今年受験です。ものすごく良質な記事だと思いました。
    私もなんとなく5倍、3倍あたりで志望校を分類していたのですが、その理由が紐解かれたような、すっきりした感覚になりました。

    • sunny より:

      さくら様

      コメントありがとうございます!!
      お返事遅れて申し訳ありません…

      小学校受験ってほんとに雲をつかむようというか、中学受験以降と違ってなかなか数値にできない項目が多いですよね。
      地域、校風、宗教、などなど不確定要素が多いので、全ての方に通じるわけではありませんが、少しでも私の経験したことが1人でも多くの方にお役に立てるならばとてもうれしいことです!
      もう夏が目の前、さくら様もお子様も大変な時期でしょうが御身体ご自愛くださいね。